注文住宅では自由な仕様で建築の依頼が出来ますが、その中でも漆喰を使った建築はどのような利点や特徴があるのかを挙げていきます。
漆喰は古くは約5000年前のエジプトのピラミッドの壁に使われ、古代ギリシャやローマ時代の建築物にも使われてきました。日本は戦国時代に城郭の建築に使われ、その後は土蔵や神社仏閣などの建築物に使われ耐火性や耐久性に優れた素材として重宝されました。ところがこのような湿式工法は調合や現場で水練り作業があったりと、手間や時間を要することで敬遠されていました。
しかし近年では無添加住宅としてあらかじめ調合された材料を使ったり、塗ったあとに割れにくくするための工法が開発されてきました。漆喰は表面にヒビが入っても簡単に補修が出来ます。また色土を混ぜることによって様々な彩色が出来ることや固形物とは違うので造形も多種多様に出来る装飾材であります。二酸化炭素と結合すればより強く固くなるので強い外壁が作られます。強アルカリ性の成分であることからカビの発生を抑制するはたらきがとても高く湿気の高低差の激しい日本には適している建材と言えます。内装で言うと吸湿や放湿にすぐれた特性があり、内壁と天井の壁が家の中の空気を浄化する作用があります。
注文住宅に取り入れることで、自然の生きた素材を使うことで健康的で豊かな住まいづくりが実現出来るでしょう。
その他レトロな雰囲気で人気なのは、煉瓦積みの建築です。煉瓦というとどのようなものを想像するでしょうか?日本のレンガ建築で代表的なものというと、東京駅や横浜の赤レンガ倉庫等があります。これらは明治~昭和初期に建てられたものばかりです。よく煉瓦の寿命は100年などと言われますが、このように100年を超えて経っているものもあるぐらい頑丈です。この耐久性を活かしたのが、煉瓦積みの注文住宅になります。特に有名な所だと、独自の煉瓦積み工法を実用新案に登録しているエヌエイホームなどが挙げられます。福岡の注文住宅会社ですが、サイトの方には煉瓦の家の魅力がぎっしりと詰められています。こちらの建てた家を見ていると本当に煉瓦積みというのは素敵だなあと思えてきます。是非一度アクセスしてみて下さいね。
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